熟練オーダースーツ職人ブログ|テーラーミヤサカ

職人歴60年を越えましたが、現役でスーツをお仕立てしています。全日本紳士服デザイナー協会会員になりました。

東京都中央区K.Hさん濃紺ポーラー地のサマースーツ(仮縫い)

こんにちはテーラーミヤサカです。東京都中央区K.Hさん濃紺ポーラー地のサマースーツの仮縫いをスタートしました。

■仮縫い

ダーツ処理とくせ取りから始めます。 普通仮縫いからくせ取りはしませんが、当店では仮縫いの段階からしっかりくせ取りして作り上げていきます。

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■芯づくり

芯づくりに入ります。お客様一人ひとりの体型に合わせて芯据えをします。この布地は目が荒く、芯地が透けて見えてしまうため、少し濃いグレーの芯地を使用しています。薄茶色の芯は「バス毛芯」です。 胸のボリュームを出すために、夏物でも肩の部分から胸の位置まで使います。なお、本縫いの時にはもう一枚薄いものを加えます。 仮縫いの時に薄い芯地を使います。薄い芯地は欠点が見分けやすく、逆にしっかりとした毛芯を使ってしまうとそれに誤魔化されて欠点を見落としやすいためです。

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引き続き作業をつづけていきます。


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