2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
柄会わせがやっと済んで、いよいよハサミを入れます。裁断した後、四人で更に柄を合わせるために、躾糸で柄を拾って行きます。 チェックの縦、横、重ねてある二枚がピッタリ合う様に拾います。大変な作業です。
昨日蒸気をかけた生地を広げて、型紙を乗せてチョークで描きます。目立たないグレンチェックなので、柄会わせが大変です。
多様化出来る便利な一着と言えば、何と言っても濃紺無地のスーツでしょう。当店のイージーオーダーですが、穴カガリや切羽、星飾り等手縫いで仕上げてグレードアップして 納品してます。生地は、英国のウッドハウス社製。
裁断前に必ずする工程、縮地です。霧吹きでたっぷり水分を含ませて一晩裁ち台の上に置きます。自然乾燥させて明日裁断です。 160番手極細のしなやかな生地だ。 どんなスリーピースになるのか楽しみです。
あちこちに遊びを入れて作って見ました。膝上にカード入れのポケットや裾を切り開いたり両玉ピスポケの幅を変えたりと。和光市にお住まいの青年。生地は、御幸毛織のシャリック。
ゴルフパンツもループを付けると、仕上がりが見えて来ました。生徒達に説明しながら作ってるので時間を要します。
色んな膝ポケットを作って来ましたが、 今はこのシンプルな形で作らしてもらってます。見た目は簡単ですが、適度の膨らみとバンドステッチで結構時間を要してしまいました。
パンツのピスポケット、両玉作り。玉プチの下の縁を太くして見ました。確りとしたした芯を入れてふちを作っては要るが、太くしたことで更に強度が増してくるので。
両玉フラップ付のピスポケット、一寸洒落てるがちょっと面倒ですネ。
極薄の生地で透けるために、キュプラ等で膝裏を付けます。膝あたりの滑りも良くなるため、綿パンでも付けることがありますネ。その後ロックミシンを掛けてクセトリを充分してますネ。
大宮からのお越しのHさんのサマースーツ。肩を少しアップして少しロープドショルダーにしてみました。フレスコ織り。
無地のフレスコ織り。サラッとした夏に着心地良いスーツに仕上がりましたのでアップ。適度に光沢があり、張りもあるシワに強そうな服地。大宮からのお客さま。英国のハーディミニス。
採寸の実習は仲間内で練習しますが、実際に 採寸する機会がないと、、、今日はそのチャンスが与えられました。京都からのお客さまによって。
あたかもロープが入っているかのような、袖山を作るデザインです。ロープドスリーブでもいいんでしょうが。システムオーダーから展開して見ました。セミノッチラペル、メタル釦、のブレザーコートです。生地は、フレスコ織り。
袖口をフレアーにして欲しいご注文に対応 して製作しました。
バッジホールのカガリですが、当店では システムオーダーでも、フロントの穴カガリは手かがりでしております。
股擦れのお直しや、相談は時々有り、作り手としても悩む箇所です。アップしたパンツは新しい紺のスーツですが、擦れる前に補強されて居られるので、張ってみました。普通は裏から当てていますが。
パンツ作りで戸惑うのは、ドレスカット部分、弟子たちに教える中で、納得して貰うのに苦労します。特に女性徒には。
芯据えは、仕上がりの良し悪しに影響する大切な工程の一つ。弟子たちに手を止めて観てもらってます。特に夏物は薄い生地に加え、モヘアや新繊維が入って難しい部分のため。