スーツの芯
芯は多くの製品の大切なパーツであることは揺るがないわけですが、スーツにも芯が在ってなおざりできない部位です。
素材は毛芯と言って専用に有り、横に張のある、黒以外は染色のない元毛色が主流です。一般的には(出来芯)と言って加工して出来上がった物を仕入れて、芯として使ってます。
何故ならば、その加工に時間がかかり、とても一着一着作っては要られないのが、実情でしょう。ずっと以前は、多くのティラーは見習いがいて、余力も有ってまた、手習いの材料として、芯作りをさせられたものてす。
針使いの練習には最適だったわけです。
当店では一年近く修業してくると、作りに当たらせますが中々そこまで到達する生徒がいないのが現状、従って私の手習いになってます。(>_<)
お腹回りの出ぐあい、胸回りの発達状態、
肩からボタン位置までの距離、等お客さんによって皆違いますから、フルオーダーは全てその方に合わせて未だに作っております。
たっぷり1日掛かってしまうのが一寸辛いですが仕上がった芯を観て にんまりと納得(^o^)v\(^^)/今回はそこを少しアップします