2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧
マネキンに着せて見ました。背広の語源になった一つに、背中の線が減って広く成ったことがあります。来年の夏英国のアスコット競馬を観戦するためにご注文頂きました。ドレスコードによるとベストはダブルらしいので、六つ釦。
モーニングコートは、着たときに他の物よりも、格好良く見えなくてはならない、これが持論です。また格好いいんです。仮縫いの最中もそれを意識して創っていきます。
松葉カンヌキは、こんなポケットに飾りとして入れます。チケットを入れることからチケットポケットを縮めて テケと一般的に言われてます。
ダークグレイの無地は着ていてかしこまらず、どんな折りにも対応出来てビジネスには欠かせないアイテム。柔らかくしっとりした感触ながら、確りと織られている辺り流石ブリティッシュ。ビンテージ風がまた良い。
最近の袖はスリムですが、冬はどうしても厚着になり、特に寒さが苦手な方は、重ね着になるため、採寸時にたしかめます。毛糸の厚いカーディガンやセーターを着られたらアウトですから。
ズボンの工程の多くにポケット作りに費やされます。
衿作りは、服作りの工程の中でも最も技術を要する部分です。衿回りを図り、型紙をお越して、麻芯を裁ち、カラークロスにつけてハザシ縫いします。アイロンでカーブを付けて、、、身頃に。鎌のように曲がってることからカマエリと言って、一部のオーダーでし…
一寸進んで、身返しを返しちゃいました。ここまで来ると、スーツ作りの半分を過ぎたなと嬉しくなる瞬間です。
衿から裾に掛けてテープを張ります。衿幅やフロントの形を決め、型崩れを無くすため大切な工程となります。
テケとも言っている チケット用のポケットには、時に 松葉カンヌキをいれます。仕上がりが綺麗になる他はさしたる理由はありません。
当店のささやかな忘年会です。大掃除の後、其のままの格好で近くの居酒屋で一杯。暮れまでびっしりのスケジュールなため早々済ませました。
フルオーダーは当店では手作りで制作してます。一着一着型紙を当てて。見た目はやり過ぎに丸まって見えますが、このぐらい立体的にカールさせて作って丁度いいんです。