カシミヤコートの直し
春にこんなコートが眠ってて、着たいんだけどとお預かりしたコートです。袖を外したところですが、問題は襟です。ゴージラインが大分下だよ。これから襟も取って、、、その前に脇幅を詰めてからだ。
モーニングコートのオーバーホール
よく家の建て替えで、古い土台を残して上物は全部新築する工法を見掛けるが、このモーニングはそれほどではないが、ダーツ以外の縫い目をほどいて作り直しました。先代が愛用された思い出深い物を、作り直して次代に残していくなんて中々難しいことですが、時として携われて嬉しい限りです。
モーニングとタキシードのパンツ
両方のパンツの特徴は胴の丈を短くして格好良く見せるため、股上が4㎝から5㎝、普段のパンツより深く作るのが普通です。サスペンダーを用いますからループはつけません。もし大きい時は両脇を縦に摘まみ安全ピン等で留めるのが良いでしょう。
モーニングコートの衣の裏据え
モーニングコートやイーヴニィングコートに特有のいわゆる衣は、ティラーにとっても
神経を要する箇所です。中でも裏地の据えは技術を必要とし、衣を内側から押し出すようなたっぷりとしたイセが欠かせません。
ものづくり匠の技の祭典
国際フォーラムにて主催小池都知事の挨拶で
、オープニングしました。紳士服もブースも様々趣向を凝らして準備しましたが、ボタンに糸を通して両手でクルクル回して引っ張るブンブンと、マンツーマンでお教えする
釦付けが人気でビックリでした。他のブースも色んな体験して貰おうとにぎわってます。
タキシードのお直し中
モーニングコートと一緒に4月にお預りしたタキシードを寸法直ししてます。いわゆる
礼服は余り頻繁にはお召しにならないので
このように直して次の世代に受け継いで行けて素晴らしいな〜とお請けしてます。但し2着で半月以上掛けますので、夏場と冬場にさせて頂いております。
国際フォーラムでの匠の技の祭典
9日から11日まで開催される"匠の技の祭典"に出展が決まっていて、仮縫いが役目なので今日から準備に入った。昨年から始まりましたが、東京五輪まで日本を訪れるお客さんに、
日本の物作りを観て貰うのが目的で、約28業種がそれぞれのパフォーマンスをします。紳士服もブースを持ち、3日間思い思いの技を観て貰います。私は新米なので11日の午前中が出番で仮縫いを観て貰おうかなと思ってます。