熟練オーダースーツ職人ブログ|テーラーミヤサカ

職人歴60年を越えましたが、現役でスーツをお仕立てしています。全日本紳士服デザイナー協会会員になりました。

店主の冬服スーツ・イタリア製BASILE |ジャケット仮縫い・芯据え

こんにちは、テーラーミヤサカです。今日はジャケットの仮縫い、芯据えをしています。

仮縫いであっても、芯据えは本縫いと同じような気持ちで据えていきます。ややもすると、仮縫いは省略して簡単にしがちですが、芯据えによって出来栄えが違ってきます。

生地の性格や厚み、伸縮性などを仮縫いを通じて掴まなければなりません。生地はそれぞれ一着一着違うので、仮縫いはその特徴を掴む上でとても重要な工程となります。

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背中は芯に頼らないので、難しい部分です。肩甲骨の膨らみや、ウエストの絞りなどを考慮して、アイロン操作(くせとり)をしていきます。

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こちらの生地は、見た目よりも柔らかさと弾力があります。ただ120番手なので、繊維が細くその分難しい技術を求められる生地です。

しかし、きちんと仕上げると見栄えも良く、着心地の良いスーツとなって、今まで作った着用のスーツとしてはトップクラスに入る物になってくれると思い、非常に楽しみです。

これから袖をつけて仮縫いも完成です。


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