熟練オーダースーツ職人ブログ|テーラーミヤサカ

職人歴60年を越えましたが、現役でスーツをお仕立てしています。全日本紳士服デザイナー協会会員になりました。

カーキ色のスーツ

典型的なミニタリールックと言うかユニフォームに見られるカーキ色のスーツ。 本体は殆ど仕上がって、袖作りに入ってます。土埃の様な色合いから、軍服に多用されてきたカーキ色ですが、形が見えて来るとお洒落なスーツ姿が予想されて、良くご注文されたなと…

礼服

7月に結婚されるお二人が来店されたのは昨年の夏でした。やっと仮縫いが出来てアップ 今時、式の日に着るだけだから借り衣装でが一般的だが、結婚後何年も着ていたいとの一致した考えでフルオーダーを。作りてとしては誠に嬉しいが、花婿さんが着られるんだ…

礼服

何とか結婚式に間に合って良かった。 フォーマルスーツの上着は、1つ釦がスッキリしてて好きでお勧めしています。座った時は釦を合わせにすると、最近のピッタリ余り余裕ないのが流行りの時では、お腹回りがゆったりしてご馳走が、、、またベストが見えてカ…

ピーコート完成して

ピーコートはイギリス海軍が艦上で着ていたもので、厚手のウールでダブル、腰丈と短めだったので、作業しやすく漁師たちにも重宝ながられて広がった外套らしい。 ジャケットはもとよりセーターの上から気軽に羽織れる便利なアイテムですね。

身返しを返して

市松模様のキュプラを裏地に用いてみました。 東京五輪のマークの元になる模様ですね。 松葉閂は、いわゆる(テケポケット)です。 ペン指しポケットの口等に違う素材を使ってるのは、キュプラは天然繊維なので摩擦には若干弱く、そのために新合繊の素材で耐久性を出…

ピーコートの衿ディザイン

コートの衿の持つ役割は結構あって難しいです。結果的に少し修正します。眺めて見てはいいのですが、着てみた時を想定してもう少し刻みを下げることにしました。

紺系スーツ完成

やっと仕上がったスーツを人台に掛けた時がホッとして至福の時、見栄えが良いと尚更ですが中々。右肩下がりに作って有りますから人台ではその分微妙に影響して現れます。 服地は"御幸毛織"

袖の本切羽の丈直し

本切羽で袖穴が開けてある袖丈の直しは ちと大変です。特にチェックはなおさらで 袖先では無理なので、上に当たる山袖で調節します。このチェックは縦が四センチなので型紙を作っておいて、四センチ下げます。たまたま六センチ詰めでしたから助かります。残…

カシミア

イタリアのピアツェンツァ製カシミア、 今までに扱った中でも最高級の毛並みです。このシーズンは間に合わないので、夏から秋に掛けてお作りする予定で今から楽しみです。 大阪にお住まいのお客さま。

前肩処理

多くの方の肩の前部分は骨が突出してます。そこにつかえて着にくい服になっています。服は肩で着る"とまで言われるように、肩周り適度の余裕があり、前肩処理が出来た服は着やすいんだと思います。写した肩の辺りに膨らみを持たせた現象を作り出すために、神…

カシミアコート

カシミアは選ぶ時神経を使いますね。安いからと安易に決めると、数年で地肌が見えてきちゃいます。このホーランドシェリーは、確り毛並みが密集していて長く持ちそうです。

裁断が済むと生徒と四人で一気に仮縫い

裁断か済むと同時に、手分けして柄会わせに入ります。二枚に折られた生地で一緒に裁ちますから、左右シンメトリーに作り上げるため、寸分違わぬように表と裏の柄を拾います。縦縞はもとより最近流行りのチェック柄はこの作業が欠かせませんね。

夜中に製図してたら

夜中の仕事は集中出来てはかどるので、 つい深夜になってしまう。明日にしよう。 2時だし、、、歳末はいつもこうだなぁ〜

ブラウンのゴルフ用のパンツ

ブラウン系は少ないだけに、新鮮に映る。 大胆なチェック柄を生かして裾幅も広くしたのではなく、細いパンツに飽きて、以前からもっぱらこんなパンツをご所望されて久しい 。

ゴルフ用のパンツ

冬季シーズンに履いて見たいブラウンのパンツ、和光市の青年です。裾幅は狭いのが飽きて最近は殆んどこのタイプ。生地はイタリー製のフランネル。

歌手の衣裳

クリスマスシーズン、に備えてご注文戴きましたスーツが仕上がりました。凹凸のある花柄を薄い金ラメで浮き上がらせた、面白い素材です。照明によってさらに栄えそうです。 「二人のともし火」CDで聴いてみたい。 ステージの盛況をお祈りします。

カシミアコートの仮縫い。

裁断が済み、早速四人で手分けして仮縫い作りに。今朝ご来店戴き着て戴きました。昨年のコートと同寸でお作りしたが、後数センチ長くしたり前身頃を絞ったりと、ご要望を戴きました。今から仕上がりが楽しみです。 生地はホーランドシェリー。

ブラウンのストライプ

久し振りに茶系のスーツを仕上げました。 イージーに手を加えてグレードアップした、セミオーダーですが、気に入って戴きました。市ヶ谷の洋服会館での展示会のおり、パンフレットを持って辺りのお家やオフィスを一軒一軒廻った時に、そのDMを持って来て下さ…

モーニングコートが仕上がって

ご子息の結婚式にとお父さんからご注文戴きましたモーニングコート。 鏡の姿を視られて、おっ❗誰かと思った、 格好良いなぁ〜と満足そうでした。 モーニングコートや燕尾服は格好良くなければ作りては失格だと思ってます。折角の晴れの舞台に立つんですから…

モーニングコートの襟付け

肩入れが済んでホッとする間もなく襟付けに入ります。麻芯も用いて形を起こしてハザシした後、仮付けして視ました。

モーニングコートの背入れ

延々とまつりと言う裏地縫いをした後 背中心を合わせて縫った後、短冊の星止め処理をしますね。此処まできてやっと先が見えてきました。

ピークドラペル(剣襟)作り

シャープな剣衿は見栄えにも影響するので 慎重になりますね。時間を要します。 返し終わるとホッとしますね。

モーニングコートのテープ吊り

芯据えが終わり、ハザシが済むと、衿や衣のカーブカットした部分が、伸びたり変形しないように、綿テープを張りそのテープが剥がれないように、細かくからげます。 片方だけでも結構時間がかかり、一周かがるのに偉い時間要した。

モーニングコートの芯据え

スーツと違って縫い目も多くまた複雑なので 芯据えまでの工程に時間を要します。 芯据えもスーツ等と違って、背中の部分が付いていたり腰パットも付くので振り回しがきついです。

モーニングコートの本縫いに

モーニングコートは下地作りが大変ですね。縫い代も多いし、各パーツに貼る力布やテープの"からげの"手間がはんぱないです。 裏側をアップしました。

モーニングコートの仮縫い

モーニングコートの仮縫いを着て戴きました。まず目を通すのは、燕の尾の様なテール。真っ直ぐ下がっていてホッとしました。肘を怪我されて少し後ろに引かれるように曲がっているので補正します。フロントはベストが少し出過ぎて見えるのでカット、、、 パン…

モーニングコートの仮縫い

仮縫いが仕上がって人台に着せて見ました。 モーニングコートとイーブニングコートの背中は、こんな形をしてます。燕の尾のような形から、イーブニングコートは燕尾服と呼ばれてますが、モーニングは他に呼び名を知らない。

モーニングコート仮縫い

また飛ばしてしまったが、衿を付け袖を付けて一応完成。この後、モーニングは肩のパットの他腰パットを付けます。これによって ウエストラインからヒップラインにかけての フィットかんが増し、テイルが綺麗に下がります。

モーニングコートの仮縫い

芯が出来たので仮縫いです。前半夢中に成っていて飛ばしましたが、芯据えが終わり、裏に返して釦したから裾にかけてのカット部分の処理です。

モーニングコートの芯作り

モーニングコートはスーツに比べて重いので 少しでも軽くしたいが、フロントは大切なので確りと作ることが必要ですね。モーニングコートは格好いい衣類ですからカッコ良く作ってゆきます。

埼玉県和光市のテーラーミヤサカです。スーツ・ジャケットなどの仕立やメンテナンスはホームページかお電話 048-466-3393でどうぞ。お店にご要望の生地が無い場合でもメーカーや問屋に確認してご用意いたします。