仕立て職人になりたいという青年を弟子に迎えました
こんにちは、テーラーミヤサカです。 今週の火曜から、仕立て職人を目指す23歳の小松原くんを弟子に迎えました。職人として50年、弟子もとらず一人でやってきましたが、本人の意志を尊重してこれから5年間の修行に入ってもらいます。
これまで数人、短期間の指導という形で教えてきましたし、文化服装学院での講習などはしてきましたが本格的な弟子ははじめてになります。今時洋服仕立て職人になりたいと云う青年の気持ちは嬉しく、本人の意志を尊重しての受け入れですが、心配もあります。
果たして23歳の青年の手さばき、針さばきがどの程度上達するかです。ピアノレッスンも、バイエルン、チェルニー、ソラチネ、と進んでいくように、針さばきも色々有り、スピードが伴います。しかし、勤めを止めて退路を断っての意気込みはこちらも責任を感じます。大学では経営学は学んだそうで、それは将来に活かすとして、これからの5年間で職人としての基礎をつくれるようわたしも本気で臨みます。
これが針さばきの修行です。指が慣れるまでひたすら、針を動かしてもらいます。