熟練オーダースーツ職人ブログ|テーラーミヤサカ

職人歴60年を越えましたが、現役でスーツをお仕立てしています。全日本紳士服デザイナー協会会員になりました。

和光市長の濃紺スーツ 芯据え~ハザシ~肩入れまで|御幸毛織

濃紺スーツ、次は芯据え~肩入れまでです。スーツのシルエットを美しく見せる大事な工程です。 こちらが芯据えです。 芯据えに関してはこちらをどうぞ 無地の生地のため、糸で縞を作ってそれを頼りに曲がらないように据えています。


芯据えが完了すると次はハザシです。ハザシは衿の弾力を保ち形を整え、美しいカーブ生み出します。


この作業の出来がラペルの返りの美しさに影響しますので、襟部分は一針一針丁寧に手でおこないます。


こちらが完成した見返しです。美しいラペルに仕上がりました。


次は肩パットをいれています。これも服の重要な役割を果たします。複数ある芯やパッドを使って立体的に作り上げていきます。


肩入れも完了したので人台にかけられるようになりました。

袖をつけて、細かな微調整をすれば完成です。

埼玉県和光市のテーラーミヤサカです。スーツ・ジャケットなどの仕立やメンテナンスはホームページかお電話 048-466-3393でどうぞ。お店にご要望の生地が無い場合でもメーカーや問屋に確認してご用意いたします。