熟練オーダースーツ職人ブログ|テーラーミヤサカ

職人歴60年を越えましたが、現役でスーツをお仕立てしています。全日本紳士服デザイナー協会会員になりました。

ヘリンボン サマースーツの大直し

芯が全く入ってなかったジャケットだったので、内側からの張りが無くしわになってしまうため、軽く羽織る、一重のジャケットなら多少だらっとしてても、マァッいいかと着られるが、スーツとなると、それもネクタイしてとなると気になってきます。

すっかりほどいてバラバラにしてしまったため、果たしてまとまるかなと心配がよぎったが、何とか着られる様になりホッとしてます

幸い手縫いのオーダーメイドだったので、縫い代が有り助かりました。

早速お越し戴いて着てもらいましたので、アップしました。
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カーキ色 スーツ

3年ほど前にご注文頂いたカーキ色のスーツの夏バージョンをリクエストされていて、やっと製図起こし。カーキ色とは、土埃の様な色をさし、軍服等に用いられていますが、スカートやパンツ等、ブレザーとコーディネートさせたりととても重宝なアイテムですね。ご注文のお客さんも、スーツとして作られて替えジャケットやパンツとして着たり、おなじ素材の黒パンツも注文されて、その黒生地で、ポケットや袖先をトリミングして欲しいとのお洒落なご要望を頂きました。仕上がりが楽しみです。果たして何時になるかです。
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ヘリンボンジャケットの大直し


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やっと袖付けにこぎ着けました。袖は身頃にぶら下げる訳ですが、服作りの工程はどこも複雑で面倒で難しいとこばかりですが、袖付けは最たる箇所ですね。1日中、付けたり外したりすることもざらでした、若い頃は。

今でも決して気の抜けない部分です。

体型の違いを把握して、例えば手が前の方に来ている方や、後ろに反っているかた、肘が張っている方、少しづつ違ってきます。また指揮者、ピアニスト、バイオリン、合唱やソリスト。同じ燕尾服やタキシード、でも全然違った、袖作りと袖付けになってゆきます。今回のお直しも、大分前のスーツの様ですが、オーダーメイドらしく、愛着があるのでしょう、すっかり直して着たいとのご要望に芯が入ってないペラペラな服でしたが

薄い芯を肩から胸にかけて入れて何とか仕上がりました。仕上げして釦を着けて完成です

サマージャケットの大直し

背までほどいたのは、ヘリンボン柄の縦縞が全く合っていなかった為です。背中縞柄を合わせて縫い直し、元もと背裏が付いていないので、滑りが悪く着ずらい原因でもあったため、背裏を着けた後に、肩パットを作り直して着けて、肩入れです。肩入れも縫製技術としては、難易度高く熟練を要します。

サマージャケットの総直し

気になってたジャケッ直しを始めたが、ほどきかけたらここもここもとエスカレートして袖を取り外し、襟、肩、背中もほどいてしまった。ついでに身返しも剥がして、芯が全く入ってない作りのジャケットだが、そのためによれよれに見えがち、、、薄い芯が1枚入ることで、肩から胸にかけたボリュームやウエストの絞りも出て来ます。とはいえ、ほどき過ぎて果たして何処まで直るか心配になってきました。ここまで2日以上、さて後どのくらいかかるか楽しみ、、、
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襟付け

おもに職人が作る"フルオーダー"の襟は、造っておいた衿をくっ付ける、いわゆる"サック"衿ではなく、一つひとつ積み上げて造ってゆきます。裏側にあたる部分も、ミシンでは無く手で折り曲げてから、手まつりで仕上げます。故に薄く仕上がり肩から背にかけて添っていく感じになります。時間は掛かりますが、手作りの良さが出る箇所ですね。
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93歳は当店最高齢のお客さん

10年ぶりにご来店されたRさんは、大正15年、昭和元年のお生まれの93歳。

それまでの記録92歳を越えて、当店の新記録

10年前までは毎年のようにご注文くださり楽しまれていたとてもお洒落なお方。92歳で作られたかたとそう言えば共通点が有るな〜お出かけする際に先ず着る物から考えて行動するようだ。身仕度を調えて準備してその日を待って中々出来そうでできないもの、つい間近になってまっ、いいかになってしまう。

普段のちょっとした外出にも服装に気をつける習慣は脳を使い老いさせない、にも繋がる様だ。先が短いから、早くしてと冗談も言えてクールだ。なので一寸急がせて貰います。

令和を迎え4代を生き抜かれた、元気豊かなお客さんのスーツを仕立てる幸いを感じています。

埼玉県和光市のテーラーミヤサカです。スーツ・ジャケットなどの仕立やメンテナンスはホームページかお電話 048-466-3393でどうぞ。お店にご要望の生地が無い場合でもメーカーや問屋に確認してご用意いたします。